解雇規制見直しを巡り軌道修正か。自民党総裁選に出馬している小泉進次郎元環境相が13日、ほかの候補者とともに「news every.」(日本テレビ系)の討論会に出演。解雇規制の見直しについて「解雇自由化」と指摘されていることに反論した。
父親・純一郎元首相の〝聖域なき構造改革〟ばりの〝聖域なき規制改革〟を訴える小泉氏にとって解雇規制の見直しは核となる主張だ。しかし、批判が相次いでいる。島根県の丸山達也知事は「会社側が従業員を今より解雇しやすくすることしか意味しない」と解雇の自由化だと指摘。「正規の人を非正規と同じにする格差是正が実現する」と強く批判した。
こうしたネガティブな意見を意識してか、この日の小泉氏は「緩和でもなく自由化でもなく、昭和の時代の働くルールを令和の今に合わせる。今は新卒で入って40年働くという働き方じゃなくて転職もある」と説明。番組からの「大企業が解雇をしやすくする改革を行うのか」との問いに小泉氏は「違います」と即答した。
「今も課題解決していないのは正規・非正規の格差なわけです。非正規の方が正規で雇用されやすい環境を作っていくことを考えると、労働市場の今のルールを変えないといけない。大企業に再就職支援を今まで以上にやっていただく」(小泉氏)
解雇の自由化どころか非正規から正規への流れを作るという。小泉氏が目指す解雇規制の見直しはうまくいくのか。
キャリアコンサルタントの男性は「雇用が流動化すれば私の仕事が増える」と言いながらも、「小泉氏の言うことは現段階では理想論です。長年の慣習は簡単に変わらない。小泉氏が60代になるころにようやく浸透するかもってレベルでしょう」と指摘した。
「労働市場の改革は必要でも解雇の部分は慎重にやらないと混乱が起きかねない。企業は中年以上の世代を採用したがらないので、40代や50代からすると解雇されやすくなるだけで再就職はままならない。労働者間の格差は広がるでしょう」(同)
立憲民主党の野田佳彦元首相は「落選や解雇の心配がない世襲議員がお気楽に物を言うな」と怒りのコメントをしているが、小泉流規制改革の実現性は不透明だ。
引用元: ・あれ?小泉進次郎氏「解雇自由化」を軌道修正 非正規社員→正規雇用促進を訴え [156193805]
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